嫉妬という不幸 150106

嫉妬という不幸 150106
 
対立は過去を起点とする未来への権利意識から
発生する不信感であり
そこから起こる競争原理に基づく物欲や所有欲や独占欲の
一つが嫉妬であろうか
 
つまり全ての不幸は有り余るほどの過剰である歪みが
その所有という有限観から起こる限りない不足感をもたらし
その不安と孤独から始まって比較・区別・差別という
閉塞感の流れによるものだろう
 
そもそもの問題は自律観に基づく棲み分けで
共生食物連鎖という信頼による自然観を踏み外す依存心にある
 
依存心は知識から芽生え搾取による所有を可能にして
その独り占めの歪みを維持するために支配という暴力を必要とする
この権利意識は競争原理によってトーラスに流れる共生関係を
壊して片流れにしてしまう
 
自然観における共生関係に嫉妬や不安は芽生えない
そこには常に今を中心とするお互いに対等で自在に変化する関係を
冒険して新鮮な発見で心を満たすことを十分に愉しめるのである
 
大事なのは全てにおいて今を失うような過不足を
生み出さないことである
大自然の全体において利己心という部分観に溺れて
よそ見をしない限り物事は常に過不足なく十分に足るているのである