学ぶことの矛盾  200720

学ぶことの矛盾  200720
 
お腹の中でも胎教があって
外気の中に産まれでる赤子は
全体の部分として
あるいは一人の全体として旅立ち
その瞬間に自己を学び始める
 
学ぶと言うことは
無限を目指す目的に向き合いながら
真逆の部分的な相対性時空間という
具象性と向き合う
学べば学ぶほどに狭い世界に入り込み
その一方で
目的である抽象的な全体を
描き続けてもいる
 
生きている事実は
見えない無限性を目的として感じながら
手段としての暮らしを通して
この摩擦界の矛盾に満ちた
苦しくもあり楽しくもある
事実を学び続けている