魂の殺人 Aミラー 新曜社

魂の殺人 新装版

魂の殺人―親は子どもに何をしたか

魂の殺人 Aミラー 新曜社

 

昔から言われていることだが

教育という洗脳暴力は余剰生産物の到来

つまり有史以来起こっている解決されない問題である

いやむしろ時代とともに複雑化して見えにくくなているが

その実中身はより深刻化した

搾取し合う愚かさに侵されているようだ

 

押し並べて統一された秩序から暴力を排除し

民衆の一人一人が解放されるためには

お手盛りの押し付けがましい法律を盾にしている警察や

軍隊を操る官僚の支配権を国民や住民の個々によって

放棄しなければならないのだろう

さらにはしつけとか教育という場によって

搾取支配の社会において価値感化された

道徳や倫理観でお互いを押しつぶす暴力を

蔓延させてきたのも依存心が生み出した

不安恐怖から逃げる自縛の墜落である

 

一神教における神の支配を司る「法律」を卒業して

個々の体験が見出す倫理観を持ち寄り

意識による切磋琢磨の環境を作らない限り

解決へ向かうことはないのだろう