エイリアン ジムアルカリーリ 紀伊國屋書店
エイリアン ジムアルカリーリ 紀伊國屋書店
地球外生命体を模索する科学者たちの言い分をまとめた本
天文学・物理学・生物学・科学・心理学・評論家などの
20人による寄稿文集
題名に反して極めて学術的は範疇にある内容である
その意味では読み甲斐がありそうだけれど
残念なことに誰一人
COLOP CIRCLEに言及した人がいないという寂しい事実
ケネディ大統領が発表しようとしていたコンタクトの話にも触れず
NASAが持っているだろう情報に迫ることもなく
ましてやエイリアンインタビューの記録に及ぶこともない
コレが科学者たる安全圏からは
意識の届かない器量の狭さなのだろう
しかし考えてみれば発見できないことは
エイリアンとよばれるETがいないという
証拠になりえないということだ
いるという証拠はつかみ得るが
いないという証拠にたどり着くことなど不可能な筈だ
だとするとこの科学者たちは何を目指して浪費しているのだろうか
不安恐怖の穴埋めでもしようとしているのだろうか
それとも利己的な好奇心を弄んでいるだけなのだろうか