エイリアン ジムアルカリーリ 紀伊國屋書店

エイリアン──科学者たちが語る地球外生命

エイリアン ジムアルカリーリ 紀伊國屋書店

 

地球外生命体を模索する科学者たちの言い分をまとめた本

天文学・物理学・生物学・科学・心理学・評論家などの

20人による寄稿文集

題名に反して極めて学術的は範疇にある内容である

その意味では読み甲斐がありそうだけれど

残念なことに誰一人

COLOP CIRCLEに言及した人がいないという寂しい事実

エリア51にもロズウェル事件にも

ケネディ大統領が発表しようとしていたコンタクトの話にも触れず

NASAが持っているだろう情報に迫ることもなく

ましてやエイリアンインタビューの記録に及ぶこともない

コレが科学者たる安全圏からは

意識の届かない器量の狭さなのだろう

 

しかし考えてみれば発見できないことは

エイリアンとよばれるETがいないという

証拠になりえないということだ

いるという証拠はつかみ得るが

いないという証拠にたどり着くことなど不可能な筈だ

 

だとするとこの科学者たちは何を目指して浪費しているのだろうか

不安恐怖の穴埋めでもしようとしているのだろうか

それとも利己的な好奇心を弄んでいるだけなのだろうか