良し悪し 190907

良し悪し 190907
 
心をソコネルことを悪と呼び
心を癒やすことを善と言う
 
大自然の法則は
具象的な形を成す物体に相対性のタガをはめて
抽象度が高く姿のない意識体に色を付ける
意識体は肉体が住む摩擦界の体験で情報を得るほど
数えられないが故にバランス点を持たない
一成る真理を膨らませていく
 
数えられる物体と数えられない意識体が
相対することで生命体を産み出した大自然
その奥には自らを知らない唯一の真理である
無限という完全で混沌たる何も無いモノが
充満していおり
その完璧な我が身を見たさに完全無垢な
真球たる0を自ら歪めて震え
孫悟空のように分身を四方八方にばらまく
 
この真理を砕いて無限に分解した分身は
有限たるこの世の相対性のタガの中で姿を表し
お互いを映し出すことで己を知る
一旦分解して得た知識という力を持ったピースを
無限に集め直すことで
我が身を理解しようとするパラドキシカルな真理を
人間は愛や美とも言うし神とも表現する