シュタイナー思想とヌーソロジー

シュタイナー思想とヌーソロジー 

半田広宣 福田英樹 大野晃 ヒカルランド

 

半田さんはチャネリングの翻訳による宇宙と人間社会の本質を語る

幅広い見識による物と意識の説明はいいのだけれど

造語を愉しみすぎているのでついていくのが大変

福田さんは工学から学び外交政策へと幅を広げ通商産業省を経てコンサルタント業を営み

長期的なビジョンとしてシュタイナー思想の研究に入る

説明がクドく同じ言葉の繰り返しが多くて正直愉しくなく分かりにくい

大野さんは医学を修めた後製薬会社と経て教員となり細菌学とシュタイナー思想やヌーソロジーの研究へと進む

細菌を通しての宇宙的説明が面白く読みやすい文である

 

この本はこの三人による公演の書き起こしと対談集である

750ページに及ぶ重たくて読みにくい本であるが

遠慮なく深く突っ込んだ貴重な内容である

値の張る本だけれども十分に内容が盛り込まれた本だと思う

 

真善美のパラドックス
有限の物質界は無限の意識を伴う双子のパラドックス
この世の体験には学ぶための手段として真善美があり
人生にはこのパラドックスによるすべてがある
だからこそ人類はこの摩擦界を冒険しに来た
不快を感じることで利己と利他を知り
ご都合の悪意と善意に気付き
強欲と出合うことで醜と美を知り
有限の情と無限の愛を理解し目指すべき
真の美と言う人生の目的を見つける