野に生きる 181010

野に生きる 181010
 
情にまつわる同病相哀れむ間柄
 
対等な相手の自律が目的の愛に近い関係と
所詮情による所有の関係でしか無い搾取や
依存であるペットとでは本質的な違いがある
 
飼いウサギが捨てられたのか
我が家に迷い込んだ現実から
具体的に様々なことを学び悩んだ一周間
 
名前で呼ぶペットという家畜
あるいは奴隷について
洗脳による自我の喪失と本能の復活
自律と自立と共生と強制と
集う相乗効果と所有欲の依存心と信頼関係
弱肉強食と食物連鎖と棲み分け
侵略と一方的な保護による反面教師と
気付きによる目覚め
 
自分と相手のオーラによるボーダーを読み取って
出入り口を用意することと誘い込むことのギャップ
あるいは拉致した上で信頼関係を
結果として体感させることの
利己的な近道がもたらすだろう意識の空白
 
親や神は幼子に対して侵略せずに我慢して
必要な距離を保ち
さり気なく気付きや学びのチャンスを用意するか
それすら不可能な視野の届かない未熟な自分を
理解するために相対関係を知ることから
始まる関係もあるということだ
 
遠すぎても近付き過ぎても情の範疇から相手を見失い
無意識に踏み付けたり踏み付けられたりしているのが
ほとんどの現実なのである