日航123便墜落 遺物は真相を語る   青山秀子  河出書房新社

日航123便墜落 遺物は真相を語る 
 青山秀子  河出書房新社
 
シリーズ最後となるこの内容はスサマジイ
一気に読み上げてしまいました
嘘と秘密による傲慢な権力の
理不尽な暴力に背筋が凍る思いだ
芯まで墨のように裏も表もなく炭化した遺体
ドライアイスも間に合わず
暑さに腐り蛆がわく腐敗臭の中で
何千個に及ぶ千切れた指や腕に頭の一部を
より分けて割り出す身元確認
 
どう贔屓目に見ても理不尽な生存者救出の
ありえない放置あるいは見殺しか?
火炎放射機による二度焼きとも思える状況
現地の消防団によって助けられた
四人の生存者は谷底に滑り落ちて
現場からの死角にあったという事実
4m程のオレンジ色の飛行物体の存在
現場を長野県だとその情報で
混乱させた上での墜落地点の証拠隠滅と
隠蔽工作に費やした目的は何か!
 
息もつかせぬ疑問点を線につなげて行く
洗い出しと情報の整理で見えてきた
多くの可能性
まるで事実は小説よりも奇なりを
地で行く陰謀の数々に胃の腑が
裏返りそうである