爪上の砂=そうじょうのすな 180730

爪上の砂そうじょうのすな 180730

 

博愛とゆるしを説くキリスト教が敵を愛せと敵を意識し
唯一の神を掲げて他を否定している矛盾
自らに神を見出せとする大乗仏教が「爪上の砂」
悟りと出合える者は爪の上に乗る砂のごとくに少ないと言う
選民的プライドの酔いに依存している矛盾
愛と幸福と調和を説く多くの宗教がお互いに対立し合って
有史以来戦争の種となってきた
人間社会に無くてはならない多様な大自然の神秘を
尊重しさえすれば
すべてを同胞としお互いに対立することもなく
集えるはずのものを
私利私欲に駆られた不安によって唯一神を持ち出してしまい
共生共存の社会を破壊してきた事実を無視することは出来ない
今からの意識の自律を目指して共生社会を実行するに当たり
この一神教と言うお互いの違いを認めない
依存と争いの元を念頭におきながら
食物連鎖と棲み分けを理解することで競争原理を卒業し
切磋琢磨による共存の関係を模索していく必要があるだろう