集う規模と個の生き様 180720

集う規模と個の生き様 180720
 
一人ひとりから家族を形成し
更には親戚友人と村をつくり
暮らしを安定させた上に
お互いの違いを持ち寄ることで
お互いを磨き合い切磋琢磨してきた
 
しかし余剰生産物が増えて村が大きくなり
まとまれり切れなくなると
生産物とテリトリーの権利を主張し合い
分裂して競争するために嘘と秘密が生まれる
 
規模の拡大と共に所有意識も高まり
視野を狭くして目先の損得に怯え
互いに牽制し物質に依存して奪い合う様になる
こうした固定的価値観が社会に蔓延し
何かを得るために働くという手段を
愚かにも稼ぐという目的に染め直してしまい
窮屈な暮らしを自らに課し
お互いに強いるようになると
過去を守ろと言う後ろ向きの本末転倒が起こる
 
この搾取支配という依存心は
世界中を制覇するまで飽くなき欲望に翻弄され
その自転車創業が尽きると同時に
崩壊することになるのだろうが
どうやらその前に人工知能とロボットが
働き稼ぐことのホトンドを賄うようになり
人類は元の一人ひとりの鞘に収まることになるのだろう
 
今回は生きるための衣食住と言う物質を
AIが公僕となって管理し
一人ひとりの暮らし振りに合わせて必要充分に過不足なく
配当が配られることになるので
個人は社会的価値感に迷い込むことなく
自分が本来やりたいと思うことに遠慮なく集中して
生産し破壊し研究し無限の一成る正体を掴むまで
それぞれの方法で創造して行けば良いのである