空と相対する秩序に混沌 180618

空と相対する秩序に混沌 180618
 
無限という一体性に近づくほど
乳濁したコロイド状の混沌から
秩序立つ絶対の空と言う客観性が
全ての海となって現れる
 
混沌の中で産まれる相対性時空間では
姿形を持った部分性の強い有機的なものほど
秩序立ちながら個性という主観性が支配する
摩擦界の狭い環境を好む
 
この姿形が分解して無機的に戻るほど
分子から原子へと整理され色付けされていく
更に分解を深めて行くと秩序も薄れて
無色の混沌とした無限の環境へと向かい
螺旋のような循環をつくりだす
 
この全てを育む苗床が
無でもなく有でもなく
存在ですらない空なる創造である