弓道教本1 180608

弓道教本1 180608
 
70代の手習い初めて二ヶ月目
あちらを立てればこちらが立たず
難しさが見えてきて面白くなってきた
昔は四方八方にアンテナ立てて
それなりに泳ぎ切って来れたのに
今では《つもり》が独りよがりで
現実と結びついてこない
大地に平行のつもりがカガミには斜めの自分
センサーの立て直しから
始め直さなければならない
 
珍しく型から覚えようと
借りた《弓道教本1》から読み始めた
それがいちいち納得の行く道の言葉に魅せられ
先生の丸写しを目指して奮闘中
週に二日で一日一時間
道場独り占めでワンツーマンの贅沢な修行の日々
 
相手といえば的ぐらいのもので
当てるという即物的な目的さえ外してしまえば
自分を見つめる美意識の緊張と
矢が弓から離れる一瞬がもたらす静寂の解放感
目と体力が続く限り付き合える道具かもしれない