公務の仕事は市民の仕事 180305

公務の仕事は市民の仕事 180305
 
本来公務は集う市民の対等で自由自在な関係を
効率的に維持するための母性性豊かな民主性の中で
ボランティア精神に基づくものである
 
あらゆる意味において効率化をはかるために
《集う》と言う社会制度を作り上げてきた人類
この社会は個人を中心に核として理解し合える家族に始まり
顔の見える地域でまとまり
さらには物流における利益を求めてより広い
国家や国連をも形成してきた
全ては個人の成長と幸福を生み出すための手段のはずであった
 
しかし物質という生命維持の《手段》であった物を
経験による知恵によって余剰生産物を得ることで人々は目が眩み
国家形成の時点で利権として所有することの利益に溺れ
その物量で脅し合い嘘と秘密で騙す愚かなことを考え出して
結果作用に反作用の自然法則を無視して
支配搾取に使う《道具》として暴力で管理する戦争に陥った
 
ここで部分感による強欲を描いた者が奪い取り
全体観を持ちお互いを補い合い切磋琢磨を求める者が奪われるという
理不尽な差別と格差の即物的な力の関係が発生する
 
利権とされ狙われるのは兵糧攻めに適した対象物で
集うことによって効率をはかるべき衣食住のインフラであり
公的仕事となる土地・水・食料・エネルギー・交通手段・医療
これらを流通させる貨幣システムのことである
 
中でも顔の見えない
大きな国家組織やグローバリズムに飲み込まれると
抽象的で自然界に反する貨幣システムが
手段を逆手に取って社会の目的とされてしまい
目に見えないが故に手に負えない支配力と洗脳力を持って
肝心な存在であるべき地域と家族と個人の暮しを占拠し
盲蛇に怖じずの破壊力を持つことになる
 
このインフラの要となる貨幣を公務から掠め取って握る者は
目的を見失い傀儡政府を作り三権分立によって市民力を分散し
官僚支配による体制を国際銀行金融システムを通して
管理操作する権利を得ることになってしまう
 
暴力を良しとしない者たちが戦っても勝ち目がなく
この手段を目的にした歪みを正常に戻すには
競争原理によって奪われた視野を広げて全体観を俯瞰し
お互いに切磋琢磨による信頼関係を築き直し
迷いのない選択をすれば良いだけである