◎権利から正義へ 180214

◎権利から正義へ 180214
 
民主主義とは究極を目指すもので
正義を主張する分
権利を放棄するものである
地球規模の全体を視野に入れ
地域から行動し実行すると同時に
地域から生まれる正義の発想を
世界規模で持ち寄り咀嚼していくことでもある
 
主権在民が意味することは
世界全体における正義をお互いに納得し合うことで
利己的な縄張りを自主的に解放することであり
それは自ずとお互いを尊重し合うことに成るのだから
地球全体を考慮できる人々の集いでなければ
実現できないし
そのことは個人の犠牲を否定する対等な関係にもなる
 
つまり民主主義は結果という停滞を成さず
常にプロセスであり
愛という無限性を持つ抽象的な考えと
情という有限性にある具象的な行為の
広角性と望遠性の両方を理解できる視野を持つ
パラドキシカルな状態を意味している
 
素粒子という究極の部分性が
より個性の強いモノとなった
集合的全体を支えて管理している状態を
人間界に当てはめて考えれば
この二面性の矛盾を統合することに納得できるだろう