2018-02-11 ばらの騎士 リヒャルト・シュトラウス ばらの騎士 リヒャルト・シュトラウス 狂言の如き趣を織り込んだ ドイツオペラの傑作なんだけれど イタリアオペラのようにおどけきれず 無骨に真面目が除く 男社会の愚かさを笑いにして 愛と情が絡むハッピーエンドの娯楽趣向 三度結婚説を唱えるが如くのストーリーで 見事に欲望を自ら修める主人公 ばらの騎士の名を好めず 食わず嫌いしてきたこのオペラを 今になって見るとその奥行に感動 偏見は愚かで貧しい結果を招くと 改めて思うと同時にタイトルは大事だとも知る