2017年世界最終戦争の正体 馬渕睦夫 宝島社

2017年世界最終戦争の正体 
馬渕睦夫 宝島社

 

選民意識の強い閉鎖的な民族主義者を煎じ詰めれば
利己的故に恐怖心が強く支配欲に目のくらんだ
縄張りを盾にしたナショナリストだということだろう
彼らは共に過去に権利に逃げ込んだ者達である

著者の馬渕さんが安倍総理を盛んに持ち上げているのも
この時点で利害が一致しているだけのことであろう
同じ世界支配という恐怖に駆られた目的を共有しているからだ
その一方でNWOという金融で世界を支配したいとする者達とは
同じ一つのパイを食い合う仲間であると同時に
宿敵だということである

同じグローバリズムでも裏表があり
世界の支配と世界の解放という目的の違い
偽りと真実の二面性を持つグローバルという言葉を理解してから
未来を議論しなければ無益である

生命維持の手段でしか無い経済活動を握ることによって
なし得る兵糧攻めを武器として独裁世界を目論んで暴力に依存する
国債金融組織を動かしている人々は
グローバルという甘い言葉を偽りの疑似餌として
ダブルスタンダードを操るペテン師である
ナショナリストも同じムジナである

真実のグローバリストは
国家という縄張りに巣食う民族主義者を信奉する
ナショナリズムを解放して 目的化して来た経済支配を
本来の生命維持に戻し
個々の自在性と対等性を支えて共生関係を育てていくことである

民族主義は文化を継承することではないことに気付こう