ウェブ時代の暗号 熊谷直樹 ちくま新書

ウェブ時代の暗号 熊谷直樹 ちくま新書

 

ネット時代になって身近になった暗号がパスワード

IDは名前とかニックネーム

私利私欲で相手をだまして何かを奪う悪巧みがなければ

守るための暗号もパスワードもいらないし

嘘や秘密もだまそうとする邪心がなければ必要ない

 

食物は無機物の鉱物を有機物の植物が摂取し
その植物を動物などが摂取しその草食動物を肉食動物が食べ
動植物を昆虫などが食べ全ての生き物を菌類やバクテリアが分解し
無機物などに戻すというように全ての物質が連鎖することで
循環しながら変化し成長し個々の意識と集合意識をつなげて
具象界から抽象環境へと次元を超えて全体観を確立していくのが
この世のなりたちである

 

現状の人間世界は上記の過程において
所有するという自然界にない限りなく奪い合うという
競い争う環境を体験している最中である
ここではだますためと騙されない為の嘘と秘密に
脅しと餌の駆け引きが決め手である

 

この本はこの駆け引きに必要な鍵となる暗号と

その解読のイタチごっこの歴史と技術を追う