◎民主主義の基本 170528

◎民主主義の基本 170528
 
義務も責任も相手に問うものではなく己の問題であり
権利のみが相手に対して与え合うモノである
以上の関係を前提にすることでのみ
自律で成立つ直接民主主義を実行することができる
この義務と責任と権利の関係を真逆にしたのが
所有権を盾に取る競争原理社会である
 
という訳で
競争原理でのみ成立つ資本主義が市民の納得を得るために
建前として取り入れたのが間接的民主主義である
これは所有という暴力で成立つ主従関係を
法による支配と義務感で無理やり秩序付けたものでしかない
法律というお仕着せで個々の民と民意を管理するために
対立する縄張りを正当化してごまかす為に持ち込まれたのが
自由・平等・友愛による平和と言う概念である
これは本音を隠すプロパガンダでありカンバンにすぎない
 
つまり日本語に訳された
自由・平等・友愛による平和という文言は
大前提である自律性を欠いたもので違訳である
西洋においては社会の大前提として一神教の存在があり
依存の中での個々の尊厳という矛盾を抱える曖昧さがある
本来の民主主義は自主的に各々が自律を目指す
自在・対等・信頼による調和の関係を求めて行くものである
この関係は永遠のプロセスであって結果という終着点がない
 
ということで民主主義を目指すならばそれなりの覚悟が必要になる
各自が自主的に自律を目指して日々の暮らしを前向きに選択し
出合った相手と切磋琢磨による関係をつくり
依存に執着し合う縄張りを避けて対等に集い
積極的に意識の視野を広げ成長することを愉しむ
冒険の旅に参加することである
 
幸福という喜びと出合うためには前向きに生きることで始まる
相乗効果がもたらす縁起という摩擦を感じない
しなやかな関係を創造し続けていなければならない