好奇心の大きさと進化 170526

好奇心の大きさと進化 170526
 
大きさとは遠い未来へ思いを馳せる夢でもあり
中心の奥深くにフォーカスする元素への旅でもあるし
更なる未知の真理を探求する意識でもある
 
例えば春先にクマンバチが頭上でホバリングしている時
そこに何を見ようとするかでその好奇心の大きさが決まり
そこで学ぶ対象が選ばれる
 
ホバリングの音に注目するか
次の行動に備えるか
ハチの思いにチューナを合わせるか
 
刺されるという不安に陥ればハチとの距離が極近くになり
具象性に富んだ過去のリアリティーに向かい
記憶と重なるだろうし
その目が何を見ようとして何を感じ何を考えて
何を決断しようとしているかに思いを巡らせば
その距離は時空を超えてとりとめもなく広く捉え
抽象性の高いところまで心を解放するだろう
 
人間が次のステップを選択するためには
こうした経験が必要であり
その状態によって今を知り目指す方向が明らかになる
手の届く近くを目指すならば具象性のみで十分だろうし
遠くに視点を置くほど抽象性の高い幅広の目標を定め
それを可能にする具象性を道具や手段として必要とするだろう
 
進化はこうした未来への好奇心と期待の大きさと
それを実行する冒険心に掛かっているのである