燃料電池が世界を変える 広瀬隆 NHK出版

燃料電池が世界を変える 広瀬隆 NHK出版

エネルギー革命最前線

 

原発と送電線をなくせるか

ある日レースが始まった

誰が21世紀の発明王エジソンになるか

繁栄するエンジン屋とパソコンマニア

石油王国テキサスでブッシュ知事が署名王様はバラードだ

コンバインドサイクルでGEは追撃

巨大な天然ガス田をめぐる国際戦略

太陽がいっぱい


抵抗勢力は油田マフィア

蓄電しない燃料電池と言う名前に騙される

水素と空気で電気が流れ熱と水を出す

電気と熱湯が同時に生まれ一石二鳥

有害物質は皆無でホンマにクリーン

 

電池ではなく好きな時にスイッチを入れれば

お湯とともに電気を生み出す《発電機》なのだ

 

ゴアは大統領を降りたけれどノーベル賞をもらったし

気象学者は温暖化説の政治的まやかしを知っていたが

気象データーが温暖化説の嘘をあばいていたにも関わらず

メディアとマスコミ煽動で世界中に原発の必要悪を洗脳した

発電による膨大な排熱が起こしている自然破壊を無視して

自然保護にすり替える

ナチスユダヤ問題と同じ手口で拒否しにくい人情に訴える

問題はむしろ原発の排熱と放射能汚染の隠蔽にある

 

エネルギー革命を目指す学者達が真剣に議論していたのは

取り返しのつかない放射能問題と資源である

植物の光合成に必要な二酸化炭素ではなく

化学燃料が吐き出す硫黄などの有害物質である

 

マイクロガスタービンとか燃料電池が普及すると

ガソリンがいらなくなるとか

従来の冷暖房機がいらなくなり売れなくなるという利権問題も浮上する

 

ベンチャーの実体は大企業による子会社の設立と言う裏話

大企業の内部で有望な技術が生まれると企業全体に薄まらないように

切り離し上場前に投資するという投資家の野望もある

 

古代生物から石炭・石油・天然ガスシェールガスがよみがえる

全生命は地球の中心出る熱エネルギーと太陽からの光ると熱で営まれている

人間が技術を駆使して作り出しているエネルギーもこの二つに起因している

生命体は太陽の光という電磁波であり光合成で植物が廃棄物として酸素を吐き出し

動物の発生を促すという二酸化炭素と酸素の循環が起こる

光合成ブドウ糖を生み出しそれが連鎖してデンプンという炭水化物となりセルロースを作り

更に死亡を合成しアミノ酸というタンパク質も生み出した三大栄養素が整う

こうして鉱物植物動物からなる食物連鎖という循環が起こる

石炭などもこうした中で有機物が炭素へと戻るプロセスにおけるものなのである

水生植物は泥炭に樹木は石炭に更には石墨や黒鉛となり

グラファイトと言う燃料電池を支えるものになる

脂肪は水と酵素と絡まり炭化水素となって石油や天然ガスを構成する

 

偏見から生まれる被害意識は環境ホルモンのような人工的化学物質の危険性と

天然に算出する化学燃料を混同するからである

天然モノは生物由来という炭水化物とタンパク質と脂肪をつくるワズカ4つの元素

水素・炭素・窒素・酸素だけである

薪などのバイオマスと同じ仲間である

 

燃料電池にマイクロガスタービンにコジェネガスタービンレシプロエンジン