◎安全な確率と成長の喜び 161123

◎安全な確率と成長の喜び 161123
 
混沌ではあるが安全パイである確率の頂点を求めれば
物質的に満たされた安全地帯で安穏と暮らすことができる
その一方で生命体が持つ有機的な探究心を損ねることになり
暴力性という物質環境でガス抜きをしなければ
自爆してしまうことになる
 
それは保守的で安全性に偏ったひどく単純で
一方的な利己性を秘める無機的な答えでしかない
しかしこの安全地帯にとどまることをやめて
手の届かない未知なる有機的で抽象性に満ちた目的を目指し
可能性を求めれば安定した確率から外れたユラギとなって
具象性の高い成長の喜び得るか
挫折するかの五分五分の冒険に挑む旅となる
 
確率という安全地帯は
喜びという感情的で有機性に満ちたモノとは別の
単純で無機的な物質であると同時に
その体験が喜びを得るための手段ともなる
喜びを得るにはまず目的を選んで目指すことから始まるが
それを得るごとに段階的に未知への挑戦が膨らみ
より大きな冒険と発見を求めることになる
 
それは自力で可能な限り不安定な状態へと挑む
自分との戦いであり好奇心を満たす遊びでもある
可能な限界を超えてしまうと失敗してしまうが
成功と失敗を重ねることでその喜びという感情の
ギリギリのリアリティーを得て
自分の今の状態を知ることができる
 
確率のレベルが高く広くなるにしたがって
新しい発見が起こり喜びにつながって
更なる冒険を目指す足場となる
 
目的とは遠くにある抽象的なものであり
その旅で具象的なリアリティーを得ると更に遠くが見え始め
その五感の届かない遠くを目指す無限性を秘めるものである
その目的を探しながら抽象性の高いものを
具象的に理解して行くことへと立ち向かっていくのが
有機性に満ちた生命体故のユラギなのだろう