読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

有無の関係 161006

有無の関係 161006
 
混沌なる真球が歪みを起こして秩序を求め
相対性時空間に変身し
限りない欠片となって飛び散り
ホログラフィックな姿形を表出し
全体と部分の関係が入れ子状態の連鎖をつくり
物質化した部分性とそれを手段として
全体観を持つ意識による命が
物理的な摩擦の世界を産み落とす
 
有は三次元がつくり出す部分的な姿形であり
般若心経にある《色》のことである
無は何もない状態を意味するが
すでに《色》があるとすれば
もはや無はありえないだろう
 
そこには《空》という量子論の世界観がある
三次元的な点つまりは粒子と
ゼロ次元的な真球つまりは波が
相対する時間と空間の関係をつくる
 
それは混沌なる真球であり
果てしなく抽象性の高い振動数を持つ空を
五感で表現する低い振動数の具象的な形に
翻訳する仕事場のことである