霊園ワンダーランド 小笠原和彦 現代書館

霊園ワンダーランド 小笠原和彦 現代書館
 
小笠原さんはドキュメント作家で
行政に就職しながらも雑誌編集者に転職し
その後物書きとなる
更には様々な労働環境を経験しているが
収入もさることながら
情報収集でもあるのではないだろうか
どちらかと言えば社会派の作家なのだろうが
個人的な環境からのエッセイの雰囲気もある
 
この本も警備会社に一年間非正規社員として
霊園に派遣されホームレスと出合う
警備という仕事と矛盾するホームレスとの関係も含めて
前向きに関わることで社会の歪みを俯瞰しながらの
経験をまとめたものである