◎対立と調和の関係 160806

◎対立と調和の関係 160806
 
この世なる時空間で相対するモノ同士が選べるのは
《無》と《有》と《空》のいずれか
距離を取り過ぎた無には摩擦を起こす出合いがない
距離を取らなすぎた有にも摩擦だらけで出合いがない
程々を理解する空には程々の摩擦による
対等で自在な関係性が起こる
 
無は集い得ずして自らも見えず全体をも知らず
有は干渉しすぎて自分を忘れお互いを壊し合い
パニクるばかりで全体像をも得ず
空は互いに間を取ることで視野を広げ客観性を得て
相手を確認することでそこに映る自らをも知る
 
この程々の関係性こそが中心点に近く
有限性における部分同士の
無限につながる全体観の常なる入り口
ただしこのバランス点には留まること叶わずして
螺旋回転の有限なる微振動に乗って
一成る無限を目指すことになる
 
最も一成る無限は混沌でもあり
無でも有でもあり得る空の環境だということらしい