政治は生き物 160707
 
無限という全体の中で部分同士が循環しながら
新陳代謝をしている生命体の集いと棲み分けを
円滑にするのが大自然を満たす調和の流れだ
 
そこに住む知識という手段と道具を開発した人間が
所有と言う概念を持ち込み利己的な法成るルールをかざし
侵略を始め調和を壊した縄張りで
過去に依存する搾取と支配による一方通行の
直線的利権社会を暴力によって作り出してきた
 
食い尽くしてしまう直線環境では
共食いによって自殺へ向かう事に気付いた人間は
民主的な政治を建前にして誤魔化した支配者は
資本主義という即物的な唯物思想を推し進め
更には金融成る契約で奪い合ってきた
 
もしも民主制を徹底するならば
自然界の調和を自発的に創りだし
過去に逃げ込んだ縄張りを自ら解放して
刻々と変化する相対性時空間を理解し
成長し続ける意識を中心にする政治で
つながり直さなければならない
 
過去にこだわる保守性を卒業するのは
今と未来を食い物にする依存性を恥ずべき姿だと
認識できてからの話である
 
本来母性性で請け負う政治を即物的男社会が奪い
現状においてたむろする既成政党となり
政治を生業とする損得だけのプロ意識の政治屋
政治を家業として後を継ぐ利権泥棒の巣窟を作る
 
この巣窟を解放するには
常に新鮮であるためには縄張りの垣根を外し
見晴らしを良くして風を通す嘘も秘密もない
透明感のあるシナヤカサが必要である
そのためには視野を広くし意識を深くするために
調和を目指せる豊かな心が必要になる
 
この堂々巡りのパラドックスを乗り越えるには
次元の違う無限と有限の環境を昇華する
自主的な意識の飛躍を必要とする