パンドラの箱を開いたのは誰 160702

パンドラの箱を開いたのは誰 160702
 
金融という競争原理によって
相対性時空間なるこの世に
隠されていたパンドラの箱を開いたのは
人間という知識と悪知恵に溺れて
自分自身すら見失ってしまった
孤独で不安恐怖を抱えたが故に
外目線で怯えて縄張りを盾に不遜に構え
依存搾取支配に邁進する幻想である
 
パンドラの箱に眠らされていた依存心が
この世に忍び込んだために悪知恵とあいまって
無いものを在るかのように感じさせ
損得勘定の喜怒哀楽に振り回されて一喜一憂し
過去に捨てた筈の排出物に所有権を付帯し
所有権と金利を発生させて相手の今を吸い取る
詐欺が成り立つ環境を蔓延させてしまった
 
一度開け放ったパンドラの箱は覆水盆に返らず
気付きを得た未来人が元に戻すのは至難の業である
創造するのはたのしい喜びだし
無秩序に壊すのは簡単だけれども虚しく
更に秩序を取り戻すのは恐ろしく重たく
ジレンマという大変な作業を伴うが
公共投資を貪る二重取りを決め込むには最適でもある