過渡期 160605

過渡期 160605
 
全体感に包まれた無垢な心から
個に目覚めた私利私欲と損得感によって
所有という物質欲のみを成長させ
利己的な搾取と成る利権を争う競争原理によって
相対世界の両輪である意識を封印してしまう
 
この暴力的な依存の経験を反面教師として
この世の基本である部分と全体の構造を
理解するに従り
個の認識と同時に集う全体観が無限に連鎖して
入れ子になっている相対性時空間の姿を発見する
 
これは無意識状態から主観的な自我を経て
客観的で視野の広い意識を得るという次元の違いを
経験する大きな要である
 
過渡期は過渡期でも無意識だった無限を紐解く
プロセスの中で物質と意識の相対性に気付くという
生命が一際飛躍して成長するポイントである