生命体は真理を求め 160317

生命体は真理を求め 160317
 
部分であると同時に全体でもある入れ子になった生命体は
卵子精子が出合って相手を選び合うと同時に
相対する時空間へ旅立ち一つの自我を創造し
命ある限りの出合いと選択を始める
 
更に自律へ向かって子宮から産まれ出ると同時に
目の前の何かと出合い完璧を目指して何かを選んで
その相性を整えるために次を選ぶ繰り返しの中で
目指すべき方向性の発見と創造を修正していく
 
完璧なる球体は無色透明で混沌なる自らを映し出す
部分という不完全な未熟児を産みだして
鏡となった相対の関係から自分という完璧なる真理を創造し
次なる分身を産み続け更なる完璧を創り出していく
 
無限に続く行為によって有限性を利用しながら
陰日向のない透明性に磨きをかけていく
この有限性には未熟で不完全なるが故の相手という存在を得て
摩擦による喜怒哀楽という感情と出合う
 
そこでは調和と対立あるいは共生と競争という
選択肢を無限に産みだしてはお互いの関係を育てて行く
冒険の旅が常に待っている