物質的な弱者を優先する社会 160102

物質的な弱者を優先する社会 160102
 
意識による個性をつないで循環する正常な世の中は
その構成員が信頼と対等性による物的弱者優先を
当たり前とする意識を持っている状態にある
 
対面したときにはお互いの距離を保ち
第三者の位置にあるときには通訳したり代弁したり
口を出したり手出しせずに
十分に離れて俯瞰していることが
個の尊重であり対等性であり自在性であり
お互いの自律と共性へとつながるために肝心な距離感となる
 
この距離感を侵すと対等で自在な集いが縄張りに変化して
依存と搾取と支配の関係になってしまうし
この距離感を手放してしまうと対等で自在な集いの関係が
こわれてバラバラになり
全体観と部分感を見失った物欲だけの力尽くの関係になってしまう
 
これは八方塞がりのようだけれども
この強欲による共倒れのパラドキシカルで矛盾した環境は
具体性を持った苦しい反面教師となることで
循環の関係に戻るための理に適った自然界の法則を
理解するチャンスとなる