よろこび 151026

よろこび 151026
 
生命が生きている実感とは
何かを成して心が満たされている瞬間に
あふれる喜びがもたらすものだろう
 
それは失敗を重ねながら
工夫をこらしている未完成状態にあり
手間ひまかけているさなかにある
手塩にかけ創造している出合いの連続そのものでもある
 
喜びは選択する出合いを愉しみいつくしむことで
重たい損得にまみれて手を抜き楽をしようとして得る
結果にあるものでなく
調和を求めてその流れに集中し
相手を自分の部分として心に掛け
自在にシナヤカに対等な関係を目指して
ハモろうとするプロセスに生まれる質量のない
無欲のエネリギーである
 
喜びは冒険によって発見する所に起こり
依存搾取では得る束の間の狂喜と似て非なる
補い合うという与える関係で始まる相乗効果のことである
この過不足も反作用も起こさず過干渉にならない冒険は
母性性のエネルギーに支えられることによってのみ
起こすことができる
 
生命が産まれながらに持つ無垢で素直な心を
自らの父性性による出合いの選択と体験とヒラメキに
更なる俯瞰と咀嚼で視野を広げ
知識を意識に育て無色透明の母性性を磨き出すことができる
 
この磨き出された母性性の支えによって
父性性の視野を広げる力を発揮させていく
この循環で得る意識が集合することで全体である無限を成し
個々の生命の気付きとなって
無限自らが成長して行くのではないだろうか