完璧と不完全 150911

完璧と不完全 150911
 
全体観と部分観
形あるものはいつしか壊れる
形あるものに永遠の完璧はない
この不完全な部分性を持つのが人間でもある
 
自分を見失い権力に群がる損得尽くの多数派が
自分らしさにこだわる少数派を押し切り
物欲に満ちた社会を作り法治国家に邁進してきた
それが警察権力に裏打ちされた競争原理の社会である
そこでは弱者と呼ばれる欠陥者や障害者が区分けされ
蔑視されて現在に至っている
 
本質に立ち戻れば全ての人間は不完全なのだから
この世の全員が障害者であり不具者であり片端である
こうした凸凹の全てを合わせると
無限的な完璧に近づけるという話だ
 
多数派といえどもその実態である権力の中枢は
僅かな数%の人間によって治められ
その他の大多数を支配する矛盾に満ちた構造である
そこに自由平等友愛平和を謳う民主主義という考え方が育ち
フランス革命前後から民主主義を逆手に取って隠れ蓑にする
間接民主主義を建前として看板とするよようになる
 
この産業革命による資本主義時代が
金融を中心とする資本主義へと変貌してイジメと戦争三昧の
200年をだましだまし続けてきたけれど
いよいよ地球中を食い尽くすに至り
自滅する前の大騒動を迎えている
 
次に来るべき直接民主主義は主義というよりも
物質至上主義を卒業して意識と対等に相対した調和の時代となるだろう
そこでは競争原理も權利や所有意識も薄らぎ
お互いの個性を育て合い補い合うことで
身軽になり相乗効果を生み出して信頼で満たされた暮らしを得るだろう