物力の法律から心力の倫理へ 150904
 
理想は諦めるためのものではなく
実現を目指して切磋琢磨しながら試行錯誤するものである
 
地球規模となった飽和状態の物質優先権利社会は
禁止と罰則で相手を縛る強権法治国家精度を卒業して
対等で自在な対話とお互いの納得による
倫理の関係へと堰を切って進化しだした
 
知識による競争原理社会から脱皮して
意識を中心とする自主的に集う環境に向かって
振り子が折り返すように
今正に大きく舵を切ろうとしている最中である
 
視野を広くした自主的な民主性へと急速に変化することへの
不安恐怖で権力に甘えていた保守勢力がパニックを起こして
死に物狂いとなった反作用を起こしている
 
又権力機構による情報封鎖によって多くの市民は未だ
変化の流れにすら気付けず
過去となりつつある権力組織への信仰に頼っている状態である
 
しかし作用と反作用の法則を回避しない限り
権力社会にとっての依存の相手は
自力で視野を広げ意識を高めているため
騙し続けることが難しくなり
保守勢力は力尽くの警察国家を目指すことになる
 
この暴力に対して未熟ながら非暴力で受けて立つ新勢力は
新機構が破壊や闘争を求めるものではなく
不足のない救済を含む対等性にあることの理解と納得へと
保守勢力を丁寧に案内しなければならない
 
例えばベーシックインカムによる全員無差別無条件による
再分配精度の導入からのスタートである
肥大化し過ぎた官僚機構の透明化による
嘘と秘密の少ない環境を目指し全員の自在性を高めることで
相乗効果を生み出し全員そろって
心身ともに飛躍的な豊かさを実現することである