相対するこの世に始めも終わりもない  150819

相対するこの世に始めも終わりもない  150819
 
自分の存在に気付いた時にはこの世がすでに始まっており
存在する限り終わりに遭遇することなどあり得ない
《始めに光ありきとか始めに言葉ありき》というのも
その時点で存在する者自身が考え出したことであり
神も仏も私達自らが描き育てた物語に他ならない
 
これ以上の唯一神を定義すること事態
身の程を知らない成り上がりの成せる業なのであろう
私達生命体の手がとどく所は
せいぜい有限が故の限界を持った部分的な
あるいはホログラフィー的な甘さを持った悟りであり
仙人でありシャーマンであって
永遠の存在である全知全能の神を描くことには無理がある
 
どこまで創造神に迫っても
千切り取られた過去における部分性と
完璧な今という無条件の全体性との
相対による関係しかないのだろう
違うお互いを切磋琢磨させる調和の喜びで
生み出されるのが意識であり
全てを繋げた集合意識態なのだろう