無限に始まりも終わりもない  150811

無限に始まりも終わりもない  150811
 
唯一絶対の大自然はいつどのように創られたのか?
と問うならば
切りのない閉ざされた連鎖に陥ってしまう
何ごとも何故を繰り返せば《卵か鶏か》の話になる
無限の行為に始まりも終わりもないということだ
 
無という空なる完結された一成る無限が
静寂の中に限りなく混沌としているということが
あの世の絶対条件なのだろう
こちら側に住む生命体は実地検分できない領域である
 
この混沌成る裏も表も目に見えない存在は
自らを知るために相対性時空間という歪みと摩擦を持った
有限なる秩序を創造する
この五感という波動によって姿を表す
物質システムからなるエネルギーの満ちた状態を
この世の宇宙と呼ぶ
 
宇宙は無限に繋がる意識という負の生命エネルギーと
有限に繋がる五感という正の物質エネルギーとが
相対関係にある環境でもある
 
トータルされた集合意識を全体として
形をなした物質を全体の一部分としてこの世を構成している
 
この過不足なく満たし合える大自然を
生きるための手段となる衣食住の保障として生命体に委ねられ
その生きる目的は
《混沌という抽象である無限を具現化して見せる》ことで
この世は冒険物語を発見していく舞台なのである