多様性と溶融  150801

多様性と溶融  150801
 
人参をどんなに切り刻んでも
多様な部分が増えるだけで溶けてなくなりはしない
一部の水分が分離されコロイド状になる
更にホメオパシーのように希釈を繰返して行けば
拡散されるだけである
 
中には別の粒子と結合して姿を変えるモノをいるだろうし
ミックスジュースもサラダも見た目や味が違いこそあるが
よくよく見ればそれぞれの大きさが違うだけで
同じ内容の粒であることに違いない
 
小さく分離するということは無限に多様となることであり
五感による変化を伴うということでもある
それは分散されて広がり混ざりやすく成るということだ
組織として見れば解散して個々に変化していくことになる
 
それは限りなく擦り合わされて膨らんでいくことでもあり
部分で捉えれば金太郎飴のように同じ姿を写し取った
相似象を成していることでもある
この世のすべては入れ子状態のマトリョーシカであり
似て非なる多様性を秘めた繋がりなのである
 
近くて遠きは男女の仲
見る視点によってサラダであったりジュースに見えたりする
それは味の違いや色の違いや五感の違いでもある