頭と心の二人三脚  150720

頭と心の二人三脚  150720
 
人間の構造は肉体を動かす知恵と
心を動かす意識から組み立てられている
 
知識と知恵は部分部分の個体を単位として頭で管理し
意識は集合的な存在として個々の臍下丹田で繋がる
 
相対的時空間の部分的な現象面を頭で集約し
全体的な精神面を丹田で支えている
 
杖という五感で括った摩擦を駆使して
自分という大自然の成り立ちを分析し
その部分を最終的に繋げ直して無限大の姿を描き出す
 
象の長い鼻や平たい耳や壁のような体や柱のような足や
紐のような尻尾や目や口や牙や
優しい心や強い意思や前に進む勇気や
後ろ向きな欲望や不安恐怖をつなぎ合わせることで
象というプラスマイナスゼロのすべてを
真理として理解していくこと
 
この果てしのないロマンを追い求めて行く
今現在における永遠の冒険と発見こそが人生の目的であり
相対する鏡を通してしか見ることのできない自分を
悟るという喜びなのだと思う
 
自分とは無限という全体観であると同時に
限りない部分としての宙ぶらりんの個体である
パラドキシカルな存在なのだ
それは神であると同時に悪魔であって
この矛盾した両極を調和させるゲームに関わっている多様な全てが
私という生命体の本質なのだろう