作品の誕生 150702

作品の誕生 150702
 
創造とは出来上がった作品のどこを言うのだろうか
手作りの作品とは何を指してい言うのだろうか
 
例えば陶器を作る
粘土や薪や火種はどこから手に入れたのか
道具は自分の手で作ったモノなのか
その素材はどんなルートによって手に入れたのか
発想やヒラメキを得たのはどこからか
 
工程の中でお金や好意で処理されてモノはないのか
自分が発揮する情熱はどこから来ているのか
自分という存在はどんな風に自分の環境に参加しているのか
 
環境なくして自分の存在すら無いに等しい
作品にサインをするという行為は傲慢なのでないのだろうか
 
例えば絵を描く
絵の具や紙を自分で選んだとしても
出合えるまでに多くの人の手を経ているのではないか
モデルとの出合いには相手が必要だし
自分一人で何ができるといえるのだろうか
 
こうしてみると
専門家と呼ばれている約束事の全てに嘘と秘密がありそうだ
生きるということの全てが
全体在ってのモノダネだということになりそうだ