社会における再分配のあり方  150701

社会における再分配のあり方  150701
 
個別の援助への判断は難しい
誰が判断するのか?
どんな秩序をもたせるのか?
皆の納得を得るためには何が必要なのか?
 
よほど視野が広く意識の深い全体観を持っていない限り
あるいは全員がお互いを無条件に愛していない限り
そこにはエコヒイキや嫉妬や差別意識が起こり
可塑性を持った反作用の少ない判断から
程遠い都合に合わせた自分勝手な比較による
分裂したモノになる運命がある
 
こうした無条件の愛の無い未熟な人間の集まりの場合に
有効なのは二段階システムだろう
第一の段階は平等観にもとづく基礎的な分配である
それは生きるための経費である衣食住を
保証し合うための分として
自主的な裁量で消費することを可能にする完全無条件による
第二の方法は対等観にもとづく自主的な自分の裁量で
生産することや分配を可能にするルールである
 
例えば地域貨幣のアイディアを使った取引であり無尽であり
場合によっては胴元のない五分五分の単純明快な
透明性のあるギャンブルである
但し秘密だらけの金融については廃止するべきだと考える
 
又一次産業を最も優先し二次三次産業へと続くモノとする
そして公共的な事業は徹底的に無駄を省き
その都度ボランティア精神を中心とする実費のみの参加によって
行われるものとする
 
こうしたことの事務仕事は対等ながら公僕としての自覚を持った
ボランティア意識の高い者達によるものであるべきであり
参加者全員から選ばれた役人で出来る限り無条件の愛を目指して
小さな政府をつくり処理することになる
 
人々の究極の目的は無条件の愛という意識で心を満たすことである
そのために二つとないお互いの個性をもって集い
切磋琢磨することで相手の凸凹を補い合い
自分と相手の無色透明な関係を目指すと同時に磨き出すことである
自分の視野を広げて部分観と全体観の関係を見極め
個の意識であり目標と成る集合意識を育て続けていくことである
 
ココで大事なのは過去となり続ける結果でなく
全体を見通し今を意識するプロセスに集中することである