全能なる存在が夢見るモノ  150625

全能なる存在が夢見るモノ  150625
 
唯一無二なる波動を中和してゼロとなすモノがあったとしても
それ自身は自分を知るための鏡という術を持たない
故に全能なる神の存在はあり得ない
 
ということはさておいて
だからこそ全能なるモノは自らに相対する時空間を想定して
鏡の世界を創造せざるを得ない
この神を映し出す鑑となるモノは
私達が住む無限を内包する有限界と言う夢の世界である
 
この神が見る夢は調和という完璧な全体観を生み出す集合意識の
流れで成り立ち
その内容は無限に存在し続ける個意識と
対をなすエントロピーという有限性を持った物質で満たされている
 
またこれは五感とその中心あるいは内側と外側の関係でもあるし
心と肉体としてとらえることもできる
この肉体の物質部分については波動の一部の周波数帯であるが
心と意識が波動の中で棲み分けているものなのか
それとも波動ゼロの環境なのか
何か全く別の存在なのかよくわからない
 
さてここで問題となるのが完全体を歪めることで動きと姿形を得て
パラドックスしているこの世の限定された重力場
強制された苦痛ととらえるか
自主的な選択肢とした遊びととらえるかで
暴力による依存支配の縄張り社会をつくるか
信頼による解放された棲み分けの社会を目指すか
という選択肢を生み出す
 
多分依存搾取の権利と競争原理の狭い過去の関係を体験した後
その矛盾した共食いの状態に気付いて自律を目指す時
補い合うことで相乗効果による調和の永久エネルギーを得て
過不足なく満たされながら未知なる今現在を冒険して
対等で自在な関係の出合いを創造していく
 
この出合いによる発見を個意識を通して集合意識に多くの
リアリティーを送り込み
全能なるモノにフォーカスして行く
永遠のロマンを生み出すのだろう
 
自らの痛みと喜びで発見し
気付き目覚め成長し創造していく過程を集合意識に記録して
次の誰かに真理の一部として発見されることに
集中しながら愉しんで待つことを愛と呼ぶ