権力の綱渡り  150612

権力の綱渡り  150612
 
環境の全てを一方的に消費し続けることで
権力は存在可能となる
権力者は相互に補い合うべき相手を
依存搾取の相手とすり替えるために
自由平等友愛平和による民主という
嘘と秘密で丸め込んで支配下に置いておかなければならない
 
そのためには大きな傘を広げた守り神だと見せ掛ける傀儡を
必要とすると同時に
今にも襲い掛からんとする敵を作り上げて
双方に不安と恐怖を与え三すくみの小競り合いと戦争を
演出し続けていなければ化けの皮が剥がれて
権力を維持できなくなる
 
又本心を見透かす相手を用意して敵の不穏分子としてデッチ上げ
見せしめのためにコラシメル警察国家も必要となる
つまりこれら全ての暴力は自らの存在を食い潰す
片流れに消費し続けなければならない自己矛盾の上に
成り立つ砂上の楼閣でしかない
 
守り神という縄張りの塀と堀の内側は
常に使い捨てのゴミ溜めであると同時に
外側から見れば兵糧攻めで支配するための入れ子になった
一方通行の檻でしかないのである
真の権力者は無責任にも両者から一歩離れて高物見物とシェレ込み
美味しい所取りの漁夫の利を決め込む