無限とは可能性の海  150601

無限とは可能性の海  150601
 
出合うことの選択肢に制限がなく
あらゆる可能性を持つ状態を無限と位置付ける
とすれば無限は常に今というスタートの瞬間にあり
未練たらしく過去に閉じこもることでも
欲望に満ちた未来に逃避することでもない
 
この世は現実という相対性時空間において
重力場における摩擦による限界を設けている
この《部分》に特化した姿と形を持つ実体の中で
五感のみによる体感を《経験》すると同時に
実態と相対する制限のない《全体》を見渡せる
心という意識によって自分を環境丸ごと客観的に
《観察》することができる
 
しかしこの経験と観察は左脳と右脳にわけられ
左脳が持つ社会的価値観の変化に対する不安が大きくなるほど
右脳の情報を制限するというパラドックスが起る
このパニクった自己制限によって自分を見失い
生きるための手段であった社会に自ら逃げ込んで囚われるという
本末転倒を起こす
 
このパラドキシカルな環境によって
部分を描き出すことができ
この部分に分断された個々の意識をつなげ直すことで
具体性を持った集合意識を育て
全体を姿形として確認することができる
 
この集合意識こそが限りない可能性を発揮して
部分である個々の生命体にフィードバックするという
循環をこの世という相対性時空間に創ることができる
 
無限は可能性の海で
有限はその可能性を実行に移す冒険と発見の場