例えば一神教と多神教 150426

例えば一神教多神教 150426
 
一成る全体と相対成る部分の集合の対立かあるいは調和
対立とはいえ他を認めない強い存在感と恐怖感を持った者に対して
他を受け入れ多様に繋がろうとする信頼感を持った弱い者とでは
《のれんに腕押し》でしかない暴力で戦いにならない
 
一成る全体と相対する部分の集合の対立
中央集権を目指す資本主義及び共産主義
地域の自治を目指す民主主義的な多様性社会
及び共生環境との違いを形で表せば
 
一神教における絶対の神と多様な仏の違いであって
完璧で不動な球体であり無色透明の
姿形の存在しないであろう一つの答であるものを
この世という相対性時空間の外に描き出し
それを頂点とするピラミッド構造の依存搾取の関係を意味するか
 
不完全故の流れを作りメビウスの輪クラインの壺
入れ子となったトーラスな螺旋運動の流れに乗る
凸凹の2つとなって姿形を無数に表す重力場であり
摩擦社会でもある無限の答を可能としながらも調和を求めて
対等で自在な関係にむかって模索することを意味しているか
 
分解することで根源を突き詰めようと部分に還元していく
近代科学にもとづく一神教的世界に住み着くか
全体観の中にある部分性として全てを捉えていくアニミズム的な
多神教による世界観をもって冒険と発見の旅を続けるか
 
農耕の始まる新石器時代以後
あるいはモーゼによる神の出現とローマ以後更には
産業革命後において中央集権的一方通行の世界観が強まって
現在に至り
世界を征服しきって行き場を失い自転車操業は終焉を迎える
 
その後に来るのは多様性の世界観を創造して内側に向かい
中心を目指すことになるのだろうか
無限の先にゴールがあるとすれば全体観と部分間の融合なのだろう
つまり無限という完璧なジグソーパズルの完成であり終わりである
それは完全意識による球体故の
無色無臭無音無味無触覚の中心点という透明となるのか