視野と利己の範囲 150226

視野と利己の範囲 150226
 
利他という目線は
より狭い個体意識から発する畏敬の念である
 
例えば人間の部分である肝臓は参加している個体を
視野に入れているが故に
第三者目線から見ると利他的に見える行いをしているのである
 
しかし肝臓から見れば無私によるものなどではなく
利己に基づく対等な行為に他ならない
地域を全体と見る人間にとってはその地域が
美しくあってこその自分であることを知っているし
地球を視野に入れている人間にとって大事なのは
地球丸ごとの美しさでありその全てを愛さずにいられない
 
地球を構成する部分同士が健康であることで
全体としての地球も自分の健康も保たれることを
知っているのだ
それは全体観であり
ある意味一心同体の領域である
 
戦争やイジメは視野の狭さからくる利己心によるものである