負の遺産で学ぶパラドックス 150222

負の遺産で学ぶパラドックス 150222
 
ねたみ・嫉妬・憎悪などなど負の心は不安恐怖から芽生える
その不安恐怖は所有という物欲が生み出す
物欲に伴う執着心は依存心とともに現れる
依存心は過去を振り返ることによってもたらされ
過去の出合いを引きずり相手の未来を搾取しようという理不尽な
権利意識としてつくり出された無い物ねだりの《虚》の存在である
 
いずれも相対性時空間における《今》という表舞台を踏み外した
縦に繋がる裏社会に自ら垂らした物質化現象という
カンダタの糸にすぎない
一度握った糸から手を離せば落ちるし
蹴落として勝ち登ろうと無理をすればするほど
しがみついている糸が伸びてしまう
 
不安恐怖は相手と向き合うことで現実の自分自身を取り戻さない限り
抜けるに抜けられない鏡張りで
出口の見えない堂々巡りなのだ
不安恐怖を咀嚼してその中身を学び取り
ひとたび自分の心に気付けば悪夢から目覚めたように
負の全てが消え去り過不足のない情という摩擦とともに
無限愛という見渡す限りに満ち足りた
出合いの冒険と発見の調和を愉しんで遊べるだろう
 
分かっていながらも
フト誘惑に流されて歩いてきた過去を振り返り
心が乱されるのが視野の狭いながらの歪みで成り立ち
五感による姿形で感じるこの世の流れでもある