心機一転 150214

心機一転 150214
 
元々上げ底の安モノを
自画自賛の広告塔につられ
本質を見抜けず
得した感に酔いしれて買う
 
悲しいかな自主性のない棚ボタの成り上がりは
後ろに気を引かれその場しのぎで
何をやっても学べず
後手後手で「安物買いの銭失い」
 
部分観に溺れた利己心に迷うと理不尽な暴走が起る
これが戦後の日本人が歩んできた道
 
歪みの飽和によって
次に訪れるすべたが対等の裸一貫の場では
煽られた不安恐怖にあわてて騙されずに
土台である全体観を見据えた上で
それぞれに自分の人生を自分の判断で選ぶ
 
飽きずに愉しめる良い物を無駄なく適正な価値として取引する
双方に過不足のない交換が
嘘と秘密をなくして信頼を創る唯一の方法だ
 
歪めて育ててきた既得権というシガラミを正すには
まずニホンの政治姿勢を国民の意志によって
覆すことから始まる
そのためには分業による役割であるべきものを
権利権限と歪めた既得権を棚上げして振り出しに戻り
新しい船出をする覚悟が必要になる
 
その際過去の不当で不誠実な存在の首を斬るだけではなく
彼らにも対等なスタンスを用意することで
血を流さずにバトンタッチできるだけの
意識の高さを全ての市民が持てなければ
次の環境でも同じ差別という暴力による過ちを
犯すことになるだろう