満ちたる心 150216

満ちたる心 150216
 
力尽くの世界を超えて
意識という心の内側が満ほどに視界が開け
となりが気になるという不安恐怖が消え
相手を疑う無意味なアガキを必要としなくなる
 
飽和状態に気付けばあるがままを愉しめるものを
気付けずにまだまだと物欲を注ぎ込んでしまうと
無駄にあふれ出すだけのことで
その分力の世界に引きずり戻されることにすらなる
 
愛は意識の飽和状態に起る事故認識のことであって
我こそは神なりと自己主張する必要もないし
燦然と輝いてみせる意味もない
 
すぎたる自己主張は自己顕示欲であり
自ら作り出した不安恐怖に怯えて
強欲におぼれていることの証でもある