閉ざす膜と開いた五感 150119

閉ざす膜と開いた五感 150119
 
姿形を生み出すこの世という摩擦界は
細胞という閉ざされた一つの全体性と
五感という開かれた一つの部分性を
入れ子にした状態を外皮という職務が
同時に過不足なく必要とし
シナヤカに保たなければならない二面性を持つ
 
変異することによる個性の発揮と
生きる方向性と目的を定めるための
意識という歪のない全体観の把握によって
現象界である相対性時空間は表現され
私達を含んで存在するのだと思われる
 
生きるとは全体観の把握を目指して
絶え間なく流れる冒険と発見の旅を愉しんで
消化していくことである
 
この旅で得た知識を咀嚼して個意識に育て
発信することで集合意識と合流していき
そこから返る受信をとらえて
次の出合いを選択していくのであろう
 
その循環の中で死んで産まれるという
より大きくトーラスしている循環と
螺旋運動によって関わって行くことになるのだろう