利己心という部分愛の矛盾 150114

利己心という部分愛の矛盾 150114
 
二匹の蛇がシッポを飲み込み合えば最終的に自滅へとつながる
利己心とは相対する自分が映っている鏡を
餌として飲み込んでしまう一方通行の無理心中でしかない
 
愛は相互作用を含む合せ鏡のように無限に広がるのであって
部分にとらわれる情と似て非なるモノなのである
しかし情を通してしか愛の実態を感じることが出来ないという
切っても切れないジレンマである部分と全体の関係が
相対性時空間というこの世にある
 
この折角の関係を一枚の鏡で逆さまにして見ているのが
利己愛なのだろう
一神教が示す大自然の真理を現したという神の姿も
この大きなだけの一枚の姿見を通して
左右反転した絵面なのである