効率も道具の一つ 180308
効率も道具の一つ 180308
例えば生産ラインの短縮などの利己的で
部分的な効率化は人間同士の競争心を煽り
対立を起こして信頼関係を壊し
全体として大きな不具合を作り出すけれど
視野を広くしたトータルな観点からの
効率や能率を図ることは大自然の法則とも融合して
調和を目指す有効な手段である
ラ・バヤデール ミンクス 華麗なるバレイ
ラ・バヤデール ミンクス 華麗なるバレイ
134分
寺院に仕えう舞姫であるヒロインが地位に違う相手と恋をするが
その相手は金持ちに見初められてその娘と婚約させられ
踊り子は横恋慕した寺院の生臭大僧正に言い寄られ
悲嘆に暮れた挙句蛇に噛まれたことに身を任せて死んでいく
というたわいない物語
踊りも単調な繰り返しで終わる
片手落ちの唯物論 180307
片手落ちの唯物論 180307
人間は知恵によってなまじ余剰生産物を得たために増長して目が眩み
慌てふためいて我先に一つのパイを奪い合う選民感情に取り憑かれる
資本主義も社会主義も生きるための手段でしかない
物質面に飲み込まれてしまった唯物主義
それは結果として相対する目に見えない生きる目的である集合意識を
置き去りにおろそかにした
道標である目指すべき喜びをもたらす生きる意味を失った人間は
過去にすがるしかなく
たちこめる暗闇に怯えて分裂した選民根性は益々不安におののき
知識を武器にして競争原理に落ち込み共食いへと走る
これも集合意識とのつながりを切ってしまった個意識の
暴走に始まった迷走する愚かな自分に気付くまでの
必要不可欠な視野を広くし自律を目指す果てしない旅なのだろう
自然ないとなみからはみ出して村八分に陥った人間が自ら
元の鞘に収めるためには摩擦界の具体的な暴力を体験することで
抽象的な全体と具象的な部分の関係を理解しなければならない
公務の仕事は市民の仕事 180305
公務の仕事は市民の仕事 180305
本来公務は集う市民の対等で自由自在な関係を
効率的に維持するための母性性豊かな民主性の中で
ボランティア精神に基づくものである
あらゆる意味において効率化をはかるために
《集う》と言う社会制度を作り上げてきた人類
この社会は個人を中心に核として理解し合える家族に始まり
顔の見える地域でまとまり
さらには物流における利益を求めてより広い
国家や国連をも形成してきた
全ては個人の成長と幸福を生み出すための手段のはずであった
しかし物質という生命維持の《手段》であった物を
経験による知恵によって余剰生産物を得ることで人々は目が眩み
国家形成の時点で利権として所有することの利益に溺れ
その物量で脅し合い嘘と秘密で騙す愚かなことを考え出して
結果作用に反作用の自然法則を無視して
支配搾取に使う《道具》として暴力で管理する戦争に陥った
ここで部分感による強欲を描いた者が奪い取り
全体観を持ちお互いを補い合い切磋琢磨を求める者が奪われるという
理不尽な差別と格差の即物的な力の関係が発生する
利権とされ狙われるのは兵糧攻めに適した対象物で
集うことによって効率をはかるべき衣食住のインフラであり
公的仕事となる土地・水・食料・エネルギー・交通手段・医療
これらを流通させる貨幣システムのことである
中でも顔の見えない
大きな国家組織やグローバリズムに飲み込まれると
抽象的で自然界に反する貨幣システムが
手段を逆手に取って社会の目的とされてしまい
目に見えないが故に手に負えない支配力と洗脳力を持って
肝心な存在であるべき地域と家族と個人の暮しを占拠し
盲蛇に怖じずの破壊力を持つことになる
このインフラの要となる貨幣を公務から掠め取って握る者は
目的を見失い傀儡政府を作り三権分立によって市民力を分散し
官僚支配による体制を国際銀行金融システムを通して
管理操作する権利を得ることになってしまう
暴力を良しとしない者たちが戦っても勝ち目がなく
この手段を目的にした歪みを正常に戻すには
競争原理によって奪われた視野を広げて全体観を俯瞰し
お互いに切磋琢磨による信頼関係を築き直し
迷いのない選択をすれば良いだけである
人生の選択肢 180304
人生の選択肢 180304
未来に夢をはせる信仰と
無限の悟りを見つめることの違いは
宗教と哲学の違いにも似ている
他力本願に身を寄せて依存するか
自ら自律を目指すかにある