◎民主主義も意味 170728

◎民主主義も意味 170728
 
生命維持のコストを効率化することと
知識と意識を無駄なく得る為に集う
社会の基本的姿の一つが民主主義であり
究極的には全ての参加者の一人ひとりがお互いに
対等であり自由自在であり自律を目指すことを
保障し合うルールのないシナヤカな社会の形である
 
これを可能にするためには
お互いに搾取や支配の関係に依存して
所有という競争原理に陥ることなく
嘘と秘密のない信頼関係をつくるために
お互いの意識を磨き合う切磋琢磨をして
視野を広げていく調和の関係を目指して
それぞれの人生を楽しめていなければならない
 
以上は一人ひとりが自主的に喜びをもって
参加するための義務であり責任である
またこの関係に権利の存在が発生することはなく
すべてが自主的な行為の連鎖で成立つものであり
棲み分けの関係性を目指すことでもある
 

◎末法三千年の意味 170724

末法三千年の意味 170724
 
アインシュタインが相対性という答えを見つけ
ボーア達が素粒子理論を打ち出し
部分と全体の関係である不確定性原理を導き
究極の確率論に至り
釈迦の悟りの多くを科学的に解き明かしたが
それでもホトンドの人間は絶対の悟りを得られず
糸が切れた凧のように人間社会は
益々暗黒の煩悩に迷い続けている
 
釈迦は命をかけた冒険で
本当に無限環境を理解したのだろうか?
あるいは
理解しきれないと言うことを納得できたのだろうか?
と疑いたくなるほどである
 
人間が真人に脱皮するのに三千年の悪食を
体験するする必要があるという意味は
この暴力的な冒険なしに真人に成れないということだ
つまり無限を理解するには永遠の理不尽なイジメや戦争や
所有欲に迷う地獄に身を置いてもたどり着けない
この答えこそが悟りなのだろうか?
 
それでも限りなく悟りに近づいていく社会と
その構成員の関係を
創造していることは可能なのだろうか?
個々の悟りがあり得るとしても
全体としての悟りに溺れずに
手段としての社会を維持しながら
悟りを忘却せずに保てるのだろうか?
 
一成る完璧を得た先に意味があるとも思えないし
ありもしない愛という完璧を追い続けることにも
意味を見いだせないし
情なる主観と愛なる客観における
パラドックスのバランス点を乗り越えられない
 

人工知能を超える人間の強みとは 奈良潤 技術評論社

人工知能を超える人間の強みとは 奈良潤 技術評論社

 

AI万能が世界を圧感している時代に
少数派の意見を取り上げている稀有な本であり
貴重な本でもある


未知への不安が消極性をもたらせば

力を持ち注ぎたAIが暴走したり反逆する可能性に怯える

そこにはAIが心や意識という形而上の力を獲得し
自己増殖しだすということへの恐れがある

そして意識も脳による物質的な力を根拠としているという
唯物論固定観念がある

 

一方で生命という存在が物質界と相対を成す
集合意識の環境があるだろうことを前提とすれば

AIがけして個意識を膨らませて所有欲を持つことなど
無いということに至るはずだから
愛とか情念に行動を左右されることもないだろう

この本では学者たちによるこうした問題を歴史から紐解き
今に至り未来を模索する賛否両論をカーネマンとクラインを中心に公開し
著者の思いを最後に披露している

 

直感は学習や訓練を必要とせずに閃くものだとするなど

どちらかと言うと自然発生的であるのに対して

直観は自分の経験に基づいて判断と意思決定をするための方法であり

認知パターンに当てはまることで状況の成り行きを判断し

とるべき行動プランを決断する能力のことだと

現場主義意思決定理論を構築し「洞察力があらゆる問題を解決する」の

著者ゲイリークラインは定義していると言う

認知科学者でありながら経済学でノーベル賞を取ったハーバート・サイモン

状況が手がかりを与え

専門家は記憶に蓄積された情報を呼び出す

その情報が答えを与えてくれ

直観を認識以上でもなければいかでもないと言う

 

人間は忘れるために記憶する

AIは忘れることなく記憶を積み重ねる

この忘却が抽象的思考と関係しているという

 

社会的義務と責任は人間がとる代わりの支配権を得るということなのか?

義務はAIにゆだねるが最終的には人間が管理する義務を担うのだろうか?
リーダーは方針を示して具体的な現場を個々の担当者に任せながらも

最終的な管理の義務を追うべきなのか?

行動経済学ノーベル賞ををとったカーネマンの「ファースト&スロー」は

ベストセラーになった

賢さと抽象性 170723

賢さと抽象性 170723
 
よりカタクナで固い状態をバカと言い
よりシナヤカで柔らかい状態を賢いと言う
固いものほど秩序立ち
自由自在性と抽象度が低く
常識的で具象性が高いことを示している
 
産まれたての赤子は手足をのばし
触った形ある確かなモノから理解していく
触覚・味覚・嗅覚・聴覚・視覚の準で
理解を高めていく
 
更には痛さから甘さなどの曖昧なモノへと
理解を広げていく
そして動かないステイブルなモノに安心し
次第に変化するモノや形すらない意識に目覚め
部分感から全体観へあるいは情から愛へと
心を満たす状態を育てていく
 
もっともバカな状態が視野の狭い分離感であり
所有欲に始まる理不尽な競争やイジメや戦争に
溺れていることである
 

多様な価値観は無限大 170723

多様な価値観は無限大 170723
 
目的があってこそ手段と言う価値が必要になる
その都度の時点で全員に行き渡る
過不足のない衣食住に対する消費物質と
このルーティンワークに支えられる
より抽象性の強い個性的な価値に分けて
意識の成長に踏む出す一歩を考えなければならない
 
人間社会はこの価値を満たすための生産と分配で
必要十分に余すことなく行き渡らせることを
目的とするAIが実用化されるにつれ
具象的な衣食住の基本に関する生産と分配を
AIに任せることができるようになり
 
その分人間は抽象度の高い個性的な冒険に挑戦して
掴み所のない生産と消費に打ち込むことを可能にし
より深い全体観と精神性の解明を
促進させることができる
 

混沌から自律へ向かう人の爆発力 170722

混沌から自律へ向かう人の爆発力 170722
 
蓄積の知恵から飛躍してひらめく透明度の高い意識は
拡散する視野の広さから起こる
コーヒーレントな選択によって直感を得る
 
更には胸騒ぎの延長線上にある
リアリティーに洞察力がはじける
それでも情に絡まる人間力なしに
創造が芽生えるわけではない
 

民主主義への道はけわしい 170715

民主主義への道はけわしい  170715
 
原爆と無差別爆撃という地獄の沙汰も金次第の暴挙による
第二次世界大戦が残した傷跡は
心に重い負担を残した
世界中の市民は真から民主主義を模索しだ出したのだけれども
資本家たちは大衆の心の定まらないうちに騙し騙し
修正資本主義という形で社会主義化を逃れ
福祉国家として戦後を立て直してきたが
その間に銀行家達は密かに世界中の中央銀行
貨幣の発行権を抑えてしまい
NWOによる経済のグローバル化推し進める
歯をむき出しにして開き直り
民主化の名目で侵略と金融政策と暗殺の恐怖政治を行い
世界中の秩序と文化を破壊し
自ら臆面もなく民主化の建前すら踏みにじって抹殺し出した
暮らしの手段であるべき経済だけを
ノーボーダーにするべく
人の信頼関係を競争原理の洗脳で破壊し
差別と階級制度でお互いを憎みうらやみ対立させる
情報操作によって分裂を推し進め漁夫の利を狙う
民衆は訳も分からないままに操られて
我先にゆすりたかりのおこぼれを求めて
いつの間にか自律を目指すことを忘れ
信頼と調和による民主政治を放棄し
奴隷化へと落ちこぼれてしまうことになる
末法3000年の末期症状の極みのようでもあり
あるいはその混沌へと滑り落ちている最中なのかもしれない